作品には触らないでください

RUMI2005-10-10

http://www.arttowermito.or.jp/xcolor/xcolorj.html

行っていない人は早く!!12月4日までやってる。

予想以上にスケールのでかいイベントで壁一面の作品はもちろん、360度見まわせる作品や、見る角度によって形を形を変える作品、車一面にペイントされたものなど、街では見れない作品が盛り沢山。
私の中でのグラフィティというもの、それはHIPHOP文化のアート部門という位置付けではなくて、ライターのLIVIN' PROOFであって、生き物であって、まさにあらゆる壁をゆうゆうと越え自由を叫んでる、最も熱い文化なのだ。リスキーでありながら、彼等彼女等はボムり続ける。純粋そのものだ。

知らない土地に行った時、見た事がある絵を発見したときの安心感やら、「こんなとこに??」ってとこに巨大なグラフィティを見た時の驚きは、嬉しさと同時に負けてられんな、とアタクシを勇気づけるのでした。

まるで街の住人のように街のあちこちで繁殖し、そこらで目が合うグラフィティ達はアタクシの中で、「誰かが描いた」とい事実を越えて、街の様子を見続ける生き物のような存在になり、ライターがどんな思いで描いたかは解らなくとも、妙な安心感を与える、と同時にその完成度はたやすく立ち入らせない威圧感、気高さ、プライドをじっと放っている。

かなり前の話だけど、渋谷の歩道橋にかかれた「ヒトトシテ」を見たサラリーマンの日記をインターネットで見た事がある。彼は仕事の帰りにその文字を見て、釘付けになりデジカメで撮影したらしい。ルーティーンワークにげんなりしていたそのサラリーマンの目を醒まさせたのだった。

そんなこんなで、アタクシは美術館内で大はしゃぎ。
写真撮影は許可されていますが、作品に触ってはいけません。

会場内に小さなランプがあり、スケートボード持込み可!!!