24時着00時発!!!!

RUMI2006-02-09

その日は朝から、いや前の晩から、いやここんとこずっと妙なテンションでした。
「夜会」へ行って来ました。問う女、中島みゆき

座席の周りをおばちゃん集団にとりかこまれたのだが、ステージが始まる直前、少し薄暗くなったとき、このおばちゃんたちが合図も無くいっせいにカバンから飴を取り出し、さらには「その飴おいしいわよね〜」などと、互いの飴を交換しはじめ、「おばちゃん=アメ好き」を見せつけられた。面喰らったものの、飴好きなアタクシもすでに彼女たちの仲間なのか、その輪に入りたい気持ちになったところで開演。


歌が上手いとか、詩がいいとか、そういう次元じゃないです。

「念」そのものだった。

夜会はミュージカルっぽい演出で、普通のライブでは無いのだ、それを「言葉の実験劇場」と銘打って、音楽を超えた表現を目指す、中島みゆきの「挑戦現場」であり続けてる感じがした。あの独特の話し方やたまに暴走気味な演技で置いてきぼりな気分にもなったが、全部終わってみると、たならない気分になった。
その声の響き、言葉、念、色の白さ、全てにおいて常人ではない凄まじいものが出ていた。

中島みゆきに関しては、とりわけ昔の作品ばかり聞いているアタクシだが、「帰れない者たちへ」の♪冷たい肌です〜涙がしみて 冷たい人です〜恩知らずでぇぇええええええ!!!!!!!♪で完全にロックされた。松本清張のドラマの主題歌になってる曲だが、この際米倉涼子まで好きになってしまいそうな気がしてくる。

客層に更にびっくりだ。ほとんど40〜50代に見えた。70年代からのファンがついてきてるのか、地上の星に心奪われた中年なのかわからないが、異様な感じだった。いや、むしろ異様だったのはアタクシかもしれんが。

真実、真実、真実。なんなのか解らない。それぞれの視点によって無数にある。たしかどこかでMSCのKANも「リアルってのは人によって違う」と言ってたはずだ。
先述した「エレーン」という楽曲(是非聴いてみてくれ!)の中で中島みゆきは「さみしさだけは真実だったと思う」と歌っている。



萌えーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!