福岡から帰還、そしてJETSETコラム、そしてKEMUI

いんやー福岡面白かった!
いっつも面白かった面白かったといっているが、本当に面白かった。

何って、若い!元気!やる気満々!
中学卒業したての子がいたり、『小3で「証言」を聞いた』とか『ドラゴンアッシュからHIPHOPに入った』とか、そういうのにいちいち衝撃を受けました。時代は進んでおりますね。自分の小3のころといったら、チャリンコで急坂を下ってテンションあげたりしてる、ただのアホだったな。
主催の子達は20歳前後だったが、あたし、20歳のころなんて遊んでるか腐ってるかだったもんな。
頼もしいぜ、未来を感じるぜ、負けてらんねえぜ!!あたしだって心はオールウェイズセブンティーンだぜ!と一人でテンションあがり、自分のステージも思いっきり楽しめた。

そして、そういった若い面々が自分たちでイベントをおこし、自分を呼んでくれたことを本当に嬉しく思った。はっきり言って感動した。
若さについてまわる尖ったものが、キラキラしていた。尖りまくれ青年よ!と心で叫んで、なんて私の思うことはババ臭いんだろうと思って思い直した。ステージにおいては全てが対等だ。彼らも私も、同じステージで同じようにやりたいようにやるだけだ。
みんなそれぞれ、スタイルがあって、それまであまり会話を交わさなかった奴もリリックを聞いたら、そいつの魂の一部に触れられたような気がした。お、なんだ今日の私は言うことが大袈裟っぽいぞ?? いやいや、多分その感覚は間違っていない。少なくとも、そういう感覚を信じて、築き上げてきたものがあり、その中でまわりに支えられながら自分はやってこれてる。

クラブにおける悪しき文化『IDチェック』が無いことが、どんなに素晴らしいことか思い知らされた。
私たちは、もっと全力でそういうものに抵抗しなければいけなかったのではないか‥と、守るべきものを守れなかったような感覚が襲ってきた。
もう、私たちは夕方にライブを行うことでしか未成年を招くことはできないのだろうか。。。これはちょっと大きな課題となりそうだ。
それからライブを行った福岡のBASEというクラブは、凄く良いクラブだった。
良いクラブとは、音がいいとか、酒が安い、とかそういうことでなく、なんと言うか愛があるのだ。

福岡はこれからも、もっともっと新しい音や心をつかむ言葉が生まれるだろうと思った。そういう雰囲気に満ちていた。
楽しかったし、色々自分についても思うところがあった。もちろん前向きな意味で。
良いパワーをもらいました、福岡ありがとう。



さて、話は変わりますが、JET SET RECORDのサイトに、今月から寄稿することになりました。
第一弾が既にアップされています。
http://www.jetsetrecords.net/jp/

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『少数派の行列』というテーマで4回の連載をします。
初回はアナログレコードについて、書きました。
初めての経験なもんで、迷走しながら書きましたが、是非読んでみてください。

と思ったら、KEMUIのアナログがリリースされたという知らせが舞い込んできました。
私も参加している「青信号−Blue Signal−」もアナログになりました。
限定生産らしいので、お早めにチェックよろしく!